Tocaroの導入で、企業文化作りの第一歩を実現できたと中野氏は語る。
イオンドットコムの企業概要についてご紹介ください。
当社は、2000年に、イオンネットスーパーをはじめとするイオングループでの受託開発を主たる事業目的として設立されました。
2015年には主に通信販売事業を行うイオンダイレクトと合併し、2016年4月にイオンドットコムという現在の社名に変更しています。
現在は、AEON.comというイオングループのEコマースポータルサイトの他に、lilimo(リリモ)といったキュレーションメディアやsaQwa(イオンサクワ)といった通信販売の運営だけでなく、
イオングループに対するソリューション提供/コールセンター業務/デジタルプロモーションと多岐にわたる事業展開をしています。
Tocaro導入を検討したキッカケを教えて下さい。
当社はイオングループの中期経営計画の1つである「デジタルシフト」の中核を担う企業として社内のデジタル化を推進しています。
しかしながら、これまでは社内に正式なチャットツールが無く、メールや電話が主なコミュニケーションツールとなっていました。
メールでコミュニケーションを行おうとすると「連絡が遅い」と言った不満が発生したり、電話だと「言った言わないの水掛け論になりやすい」といった問題がありました。
2社の合併だけではなく、新サービスの立ち上げや事業拡大のために新たに多くの中途社員を採用したことで、ツールが乱立する事態が発生しました。
結果的に、チームや個々でツールを管理することとなり、セキュリティという観点でも懸念がありました。
また、3拠点にまたがるオフィス間でのコミュニケーションロスも課題としてあがっていたため、それらを解決するための手段のひとつとして、Tocaroを導入しました。
導入にあたり苦労されたことはありますか?
今まではメール・電話文化が主流だったので、Webサービスにあまり詳しくない方々への浸透という点で、苦労をしました。
どのようにして導入を成功させたのですか?
まず、Webサービスにあまり詳しくない方々へは「近くにいる理解しているメンバーが教える」という文化作りを始めました。 誰かが率先して教え、その人がまた他の人に教え合うという流れを作ることで、社内の認知度が徐々に上がりました。
Tocaro導入で働き方に変化はありましたか?
はい、ありました。まずメールの利用率を大きく削減することができました。
またそれだけでなく、グループ作成機能を使うことで様々な種類のグループを作ることができ、横断した部署間でのコミュニケーションが活性化しました。
例えば、人事総務と情報システム部のグループでは、導入ツールの検討などをTocaro上でいつでも・どこでも・簡単に相談出来るので助かっています。
大きいグループでは60名を超えるメンバーが参加しているのですが、そこでも活発な議論が行われており、
プロジェクトに入ったら「まずはTocaroでグループに入る」という文化が根付いています。
グループの数が多くなると表示が見づらくなりますが、そのことをTocaro開発者に直接相談し、
グループカテゴリ機能というものを付加してくれたことも感謝しています。
Tocaroを利用する上で工夫していることはありますか?
グループが増えてきた場合に、グループの命名規則などを設けて、見やすくする工夫をしています。
またグループにアイコンを設定できるので、社員が率先してアイコンを作成しており、みな親しんで利用していると思います。
また、検索機能が充実しているため、チャットとしてだけでなく、タスクだけを流すグループなど、様々な用途で利用しています。
最終的にTocaroに決めた経緯を教えて下さい。
一番のポイントはTocaroの対応力です。
ツールを導入するだけではコミュニケーションの課題は解決しません。
ツールを利用すると出てくる様々な問題もTocaroなら要望・改善に対するレスポンスの早さに期待できると考えました。
直接、要望を出せて、それを反映してくれるWebサービスは他にはあまり無く、
対応の早さにも魅力を感じ、Tocaroを選択しました。
Tocaroをご検討している方々に一言お願いします。
Tocaroに限らず、チャットでは、お互いの感情も伝わるようにと、丁寧な文章を書くことも心掛ける必要があります。
TocaroではURLを貼るとそのサイトの概要が出てくることも受け手にとっては無機質な情報にならない工夫がされていて助かっております。
当社では、導入選定時に他のコミュニケーションサービスと機能比較を行い、
その結果、Tocaroが一番当社の要件に合っているという結論になりました。
もちろん機能面だけでなく、導入にあたり決済方法として銀行振り込みが選択できるなどのポイントも高かったです。
直接要望を聞いてくれるという点で選んでもTocaroですが、他の製品との機能面で見ても、
消去法で最後に残るのはやはりTocaroだと思います。
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